ユニット型危険物貯蔵庫に保管できる具体的なアルコール名について

ユニット型危険物貯蔵庫に保管できる具体的なアルコール名について

まず、タイトルを分けて説明していきたいと思います。
はじめに「ユニット」の意味は全体を構成する1つ1つの要素のことを表す言葉で、2つ以上で構成される集まりでもあります。
次に「危険物貯蔵庫」とは、火災・爆発・中毒などを引き起こす可能性のあるものを「毒物及び劇物取締法」と「消防法」に則った形で貯蔵している施設です。
では具体的に、その危険物貯蔵庫の中身は何が入っているのでしょうか。
タイトルに沿って「アルコール名」を示していきたいと思います。
まず危険物の品名として第四種アルコール類と記載があり、その中にはエタノール・メチルアルコールなど一般的な消毒液に使用されるものや燃料に使う身近なものが含まれてますが、対象となるものは成分のアルコール濃度が重量の60%以上のもので、80リットル以上の保管量の場合に限ります。
その際は消防法の基準上、手続きが必要となるので注意してください。
しかし対象外だからと油断せず、火気・直射日光・高温の禁止や換気を厳守するなどの当然の対策と、それぞれの物質の化学反応が起こる状況は把握しておくべきです。

メチルアルコールを危険物貯蔵庫で保管する場合の注意点

メチルアルコールなどの引火性液体は火災の危険性があり、保管するためには特別な許可を得る必要があります。
消防法や火災予防条例や消防指導などを遵守した危険物貯蔵庫で保管する必要があり、遵守内容は学校や病院など近隣の各保安対象物に応じた保安距離を確保、危険物の貯蔵量や倉庫の構造に応じて保有空地を確保することなどです。
これらに加え引火した場合に備え、危険物貯蔵庫の屋根や梁には軽量金属板などの不燃材料を用いること、柱や床や壁が耐火構造であることなども決められています。
メチルアルコールは引火点が大変低く引火しやすい液体なので火の元から遠ざけるのはもちろん、引火させないために温度管理も徹底しなければなりません。
揮発性も高いので密閉性の高い容器に入れて保管しますが、室内に漏れれば簡単に爆発可能な範囲の濃度まで気化してしまうので漏洩しないようにします。
危険物貯蔵庫内で容器を倒さない、液をこぼさないことなどに留意することが大切です。

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危険物貯蔵庫にまつわる知識

危険物を取り扱う企業は、専門の業者さんに頼んで「危険物貯蔵庫」に保管をしている場合もあるかと思います。しかし、自社で貯蔵する際には「消防法」と「毒物及び劇物取締法」の知識が必要となってまいります。なぜなら、物質の性質や特徴を知らずに隣同士に並べてしまったため、火災や爆発が起きたり有毒ガスを発生させる恐れがあるからです。もしも、事故が起きた場合、自身や企業だけでなく近隣の住人も巻き込む大惨事につながってしまいます。

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